あなたにとって最高の仕事を見つけることは、誰もが望むことです。それではどのようにその理想の仕事を見つければよいでしょうか。
今ではたくさんの人がパソコンやスマホを持ち、より多くの情報にアクセスすることができます。そのため、何かに興味を持った際にはすぐに簡単なオンライン検索で、知的好奇心を満たすことができます。
これと同じように、求人に関する情報もこれまでよりも簡単に得られるようになりました。つまり、私たちはインターネット上に掲載されている無数の仕事の中から、自分が興味のある仕事を見つけることができるようになっています。
これは理想の仕事を見つけ、その仕事を得ることが今まで以上に簡単になったといえるのではないでしょうか。
しかし実際のところ、インターネット上から自分の理想の仕事を見つけ、その仕事につくことはますます難しくなっています。
そこで今回は、インターネットで仕事探しをする際に気を付けておくべきポイントと理想の仕事に応募する前にやっておくべき3つのことについて説明したいと思います。
インターネットで仕事探しをする際に気を付けておくべきポイント
1. 情報過多
インターネット上には事実だけでなく、真偽が確かではない様々な情報が載せられています。時には不確かな情報が事実として世の中に広まってしまうこともあり、正しい情報を選ぶことは日増しに難しくなっています。このような玉石混交のインターネットの中から、正確で重要な価値ある情報だけを集めるのは至難の業です。
もちろんインターネットは仕事探しにおいても非常に便利なツールです。例えばどのように検索をすればいいかが分からない人や、時間が無い人がそのタイミングで人気のある仕事トップ10を探す場合などは、間違いなく役に立つはずです。
たくさんのことを検索することができるインターネットだからこそ、どのように使うかをしっかりと判断し、適切な情報を得られるように注意しましょう。
2. 競争の激化
インターネットの特性のひとつは、いつでもどこでもアクセスできるという利便性です。そのため、誰もが比較的簡単に情報を入手することができるようになりました。仕事探しにおいても、たとえばリンクドインやGlassdoor、Wantedlyといったサービスや、各企業のウェブサイトでは、様々な情報にアクセスできるだけでなく、各企業の採用担当者と直接繋がることができるようになっています。
しかし、残念ながらそれらのサイトにアクセスできるのは限られた人のみという訳ではなく、誰もが理想の仕事を探すために重要な情報を探しています。
また、応募書類を各企業に送るのもウェブサイトを通じて簡単に行えるようになり、より多くの人が人気のあるポジションに応募をしています。このことからもわかる通り、競争は、以前にも増して激しくなっています。
企業の採用担当者は毎日何十、何百という応募書類を受け取っています。そのため、一つの書類の是非を判断するのに多くの時間を取ることは難しい状況です。仮に特に何の対策もしていない応募書類を提出してしまったとしたら、その中で目立ち、注目してもらうのは難しいかもしれません。
3. テクノロジーの進化
テクノロジーの進化は様々な面で私たちの生活を豊かにしてくれています。一方で、テクノロジーの進化によって困難な状況に陥ってしまうことがあるということも忘れてはいけません。
多くの企業は生産性や効率を向上させるために、新しいテクノロジーを積極的に導入しています。当然採用プロセスの効率化や合理化を行うためにも新しいテクノロジーが使われていることもあります。たとえば、大量の応募書類を効率よく処理するために、AIを利用して書類のスクリーニングをするといった技術は多くの企業で使われています。
もちろんこのような技術はほとんどの企業にとって非常に有用なものです。しかし、すべての候補者の選別を完璧に行えるわけではありません。
AIなどの技術は、応募者の書類が会社が設定した基準を満たしているかを正確に判断するようにプログラムされています。そのため、そもそも書類に必要なスキルや資格等が記載されていない場合は、選考をパスすることができません。また必要なスキルや資格と同等の経験や能力がある場合でも、基準を満たしていないと判断されてしまうことがあります。
このように、企業がAIを使って書類審査を行っている場合、条件を満たしていたとしても書き方が悪かったり、同等の資格やスキルを持っていたりする場合は、条件を満たしていないとみなされてしまう可能性があることに注意しておきましょう。
理想の仕事に応募する前にやっておくべき3つのこと
これまでインターネット上で仕事を探すときに気を付けておくべき3つのことを説明してきました。前述の通り、企業の採用担当者は数多くの応募書類を受け取っており、理想の仕事を得るためには、その中で目立たなくてはいけません。
そこで、次は理想の仕事を得るためにやっておくべきことを解説していきます。
1. しっかりとした履歴書・職務経歴書を作りこむ
当然のことですが、履歴書・職務経歴書が理想の仕事を得るための最初の難関です。それにもかかわらず、作りこまれていない履歴書・職務経歴書を見かけることが多々あります。しっかりと作りこまれていない履歴書・職務経歴書とは次のようなものがあげられます。
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応募する仕事に合わせてカスタマイズされていない履歴書・職務経歴書
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資格や数字が記載されておらず、今までの実績が分からない履歴書・職務経歴書
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必要な情報が記載されていないAIフレンドリーではない履歴書・職務経歴書
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スペルチェックや文法チェックがされていない履歴書・職務経歴書
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職務記述書に記載されている内容と全く同じ内容をそのまま載せている履歴書・職務経歴書
将来性を見込んで採用されることもありますが、中途採用では基本的に即戦力の採用を行うことになります。そのため、そのポジションで必要なスキルや資格を持っているかは重要な要素のひとつです。そのため、履歴書・職務経歴書を作成する際には、必ず応募する仕事の職務経歴書を確認し、その仕事に関わる内容を記載することを忘れないでください。
また、一度作成した履歴書・職務経歴書は必ず誰かに確認してもらうようにしてください。これは自分では気づけなかった不自然な文章を見つけ、第3者からの意見を得るための重要なステップです。さらにはインターネット上で見つけることができるサンプルなどと比較しながら、改善点を見つけることができます。
しかし、インターネット上で見つけることができるサンプルは多くの人が参考にしています。そのため、サンプルをそのまま使うのではなく、自分なりにアレンジしながら独自の応募書類を作るように心がけてください。
2. 採用担当者を見極め、つながりを作ってみる
これまで述べてきた通り、誰もがインターネット上で情報を得ることができ、簡単に応募書類を提出することができるようになったことで、魅力的な仕事を得るための競争は今まで以上に激化しています。そこで重要になってくるのは、応募した書類を実際に採用担当者が読んでくれるかどうかです。
企業は数えきれないほどの応募書類を毎日受け取っています。そのため、その中で目立ち、面接までたどり着くのは至難の業です。それでは応募者はどのようにすれば担当者に応募書類を読んでもらえるでしょうか。ポイントのひとつは、自分が応募するポジションの採用責任者(多くの場合は採用マネージャーです)を特定し、彼らがあなたの履歴書・職務経歴書を読んでくれるように促すことです。
それではどのようにすれば採用担当者が応募書類を読んでくれるように促すことができるでしょうか。もし興味のある会社の採用マネージャーが、あなたの知り合いなら直接連絡を取ってみることをおすすめします。あなたの近しい人がその企業の採用マネージャーを知っている場合も、紹介してもらえるか聞いてみてください。
しかし、このような状況は滅多にありません。その代わりに、ソーシャルメディアを使ってつながりを持てるように行動を起こしてみるのも良いでしょう。また、転職エージェントなどの専門家の利用も選択肢のひとつです。転職エージェントのコンサルタントは日頃から企業の採用担当者と連絡を取り合っており、企業が求める人材をよく理解しています。そのため、求職者がそのポジションにフィットすると判断した場合は、企業の担当者へ直接推薦することも可能です。その場合、採用担当者もその求職者の応募書類を興味深く見てくれるでしょう。また、時には書類選考無しに直接面接を行う場合もあります。
3. 必要な情報を信頼できるソースから入手する
たくさんの情報にあふれている現在は、どこから情報を得るかによって大きな違いが生まれることがあります。それは、情報を得る場所によって、情報の量や質が違ってくるからです。
たとえば、企業のウェブサイトでは、その企業や応募するポジションに関する多くの情報を得ることができます。転職活動の際には見落とされがちな企業のミッションやビジョン、バリューなどは、ほとんどの企業のウェブサイトで見ることができるはずです。これらは一見転職の際にはあまり重要ではないように思われがちですが、今後働く可能性がある会社が持っている文化や価値観を知ることは、面接においても入社後にも重要です。
しかし、残念ながらすべての企業でミッション、ビジョン、バリューが完璧に浸透しているわけではありません。そのため、実際の社員の声や内情を知っている人の話を聞くことも、会社を知る上では重要な要素のひとつです。その会社に知り合いがいる場合はその方から話を聞いてみるのも良いでしょう。また、知り合いがいなかったとしても、転職エージェントのコンサルタントに、会社についてや最近入社された方について聞いてみるのもおすすめです。
理想の仕事を得るために必要なことはやっておこう
たくさんの応募が殺到する魅力的な仕事を得ることは、簡単なことではありません。まずは採用担当者の目に留まり、面接にたどり着く必要があります。単に応募書類を提出して結果を待つだけでは、理想の仕事を得ることが難しいこともあるでしょう。ただし、この記事で挙げた仕事に応募する前にやっておくべき3つのことを行うことで、内定を得る可能性は高まるでしょう。
RGFプロフェッショナルリクルートメントジャパンでは、各業界・ポジションの専門コンサルタントが各企業の採用担当者と密に連携を取ることで、色々な情報を得ています。志望する企業・ポジションにはどのような履歴書・職務経歴書を書けばよいのかが分からなかったり、その企業についてより詳しく知りたかったりする場合は、ぜひご相談ください。これまでの経験や現在企業が求めている人材についての情報を踏まえ、さまざまなアドバイスを提供いたします。
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