ゲーム業界ってどんなところ?
現在1,600億ドルの市場価値を持つと評価されているゲーム業界は、革新的な変化の真っただ中にあり、目覚ましい発展を遂げています。かつてゲームと言えば日本だった業界も、世界中で新作が開発されています。さらには今や世界中で27億人以上のゲーマーがいると言われており、グローバルで成長を続ける業界となっています。
また、既存のものだけでなく、新たなイノベーションを積極的に取り入れ、更なる市場シェア拡大が見込まれているこの業界では、近年いくつものブランドが競い合いながら新規参入をしており、非常にエキサイティングな状況です。
このような変化によってもたらされる変化に対応するため、日本のゲーム各社は、新しい人材を採用し続けています。なぜなら、グローバルで競争が激しい市場のなかで勝ち抜いていくためにも、優秀なゲーム人材を採用することは重要な要素の一つとなっているからです。
ゲーム業界で最も需要の高い3つのポジション
それでは、幅広いゲーム業界の中でも、どのポジションの需要が高いのでしょうか?
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ゲームプランナー/ディレクター/プロデューサー:43%
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クリエイティブデザイナー/イラストレーター:23%
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ゲームエンジニア:17%
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その他:17%
RGFプロフェッショナルリクルートメントジャパンでサポートさせていただいているポジションを見ると、インフラストラクチャエンジニア、サーバーサイドエンジニア、クライアントサイドエンジニア、UI / UXデザイナー、2D / 3DCGデザイナー、イラストレーター、プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャーなどの職種を求めるゲーム企業が数多く見られます。
その中でも、特にプランナー、ディレクター、プロデューサー、QA、CS、ローカライザなどの募集が多い傾向にあるようです。
今回は、ゲーム業界の中でも最も需要の高い3つについて、解説していきたいと思います。
1. ゲームプランナー/ディレクター/プロデューサー
参考年収:
300万円~2,000万円程度(経験とスキルによる。詳細については、当社コンサルタントにお問合せください)
語学力:
英語および/またはスペイン語
当然ながら、英語はグローバルなコミュニケーションに使用される言語であり、ゲーム業界においてもニーズはあるでしょう。また、スペイン語が世界で最も広く話されている言語の1つで、スペイン語圏でのニーズが高まってきていることから、スペイン語能力は様々なゲーム企業で重宝されます。
面接の前に知っておくべきこと:
ゲームプランナー/ディレクター/プロデューサーのポジションに関心がある場合は、自分の強みを理解することが必要です。ユニークなアイデアをもとに、0から新しい作品を作り上げる役割が得意なのか。それとも、完成したゲームを成功に導くために働くことが得意なのか。それぞれの得意分野によって、どのような仕事を選ぶのかを決める必要があります。面接においては、受けている企業との間に信頼関係を築く必要があります。特に世界中の従業員がリモートで作業している現在の状況を考えると、リモート面接内でいかに信頼してもらうかは重要な要素となるでしょう。
面接の中で自分自身を信頼してもらうために、以下の内容にきちんと回答できる準備をしておくことをおすすめします。
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過去の成果
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過去の成果の結果
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どのように会社に貢献してきたか
(例:「_______を引き継ぐことができる場合、今後私は○○と○○を行いたい/変更したいと思います。なぜなら___。」などと回答する準備をし、その理由を説明します) -
業界または会社への想い
(例:その企業が作っているゲームのファンである場合、リモートインタビュー中にビデオ通話の背景でその企業の商品を見せるなど)
2. クリエイティブデザイナー/イラストレーター
参考年収:
300万円から1,500万円 (経験とスキルによる。詳細については、当社コンサルタントにお問合せください)
ホットなテクニカルスキル:
一般:Adobe Photoshop、Adobe Illustrator
3DCG:Maya、Unity、3DMax
ワイヤーフレーム:スケッチ、Figma、Adobe XD、InVision
フロントエンドプログラミング:HTML、CSS、JavaScript
面接の前に知っておくべきこと:
一部の企業は美術系学部の卒業した候補者を好む傾向にあります。ただし、美術系学部を卒業していなかったとしても、ポートフォリオをしっかりと作りこむことで、内定に至ることは可能です。
ポートフォリオはゲーム企業のクリエイターとして転職活動を行う際に、最も重要な要素の一つとなります。そのため、しっかりととしたポートフォリオの作成及び定期的な改善は必須です。
ポートフォリオ作成において気を付けておくべきことの1つは、応募する求人に合わせてポートフォリオを調整するということです。特に、スペシャリストとジェネラリストの役割の違いは大きく、どちらのポジションに応募をするのかを注意しておきましょう。
スペシャリスト |
ジェネラリスト |
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ポートフォリオを作成の時間効率を上げるには、スペシャリスト用、ジェネラリスト用の2つのポートフォリオを作成しておくことがおすすめです。
会社によっては、スペシャリストを募集している場合でも、職務内容を詳しく確認すると、実際にはジェネラリストを探していることがあります。逆もまた同様です。このように、適切なポートフォリオを提出するためには、常に職務内容を確認し、必要であれば両方のポートフォリオを提出できるように準備しておく必要があります。
今後のキャリアとしてスペシャリストとジェネラリストのどちらを選ぶかは、非常に難しい問題です。どちらか片方を選ぶのが難しい場合は、転職コンサルタントにご相談ください。ご自身の今後の目標、強み、弱みについて話し合うことで、どの役割が自分に最も適しているか、どのように具体的にキャリアの次のレベルに到達できるかについて、様々な事例をもとにお話しすることが可能です。
また、もしポートフォリオの作成方法や改善方法が分からない場合も、弊社コンサルタントまでお気軽にご相談ください。作り方や改善点もお伝えいたします。
3. フロントエンドエンジニア/サーバーサイドエンジニア
参考年収:
300万円から2,000万円 (経験とスキルによる。詳細については、当社コンサルタントにお問合せください)
ホットなテクニカルスキル:
フロントエンジニア
・モバイルゲーム業界向けのC#とUnity
・コンシューマーゲーム向けのC ++
サーバーサイドエンジニア
・PHP
面接の前に知っておくべきこと:
ゲームエンジニアのポジションは技術力が重要視されるため、一部の企業は面接の最中にプログラミングやその他の適性テストを行うことがあります。
また、いくつかの質問はゲームエンジニアの面接においてよく聞かれる傾向にあります。そこで、次の質問に答えられるように準備してください。
・あなたの最大のコーディングミスは何でしたか?また、それをどのように修正しましたか?
→役割、責任、問題解決スキル、説明責任を問う質問です。
・C ++、C#、PHPの言語制限は何ですか?
→知識力を問う質問です。
・C ++、C#、PHPの良い点と悪い点は何ですか? (いくつかの例も挙げてください)
→コーディング言語と各言語の制限についてのより深い知識を問う質問です。
まとめ
ゲーム業界は、世界中で需要が拡大し、競争が激化している、今最もエキサイティングな業界のひとつです。それだけではなく、常に新たな技術を取り入れているため、変化の激しい業界ともいえるでしょう。
そのような先進的な業界において、転職を検討している場合は、事前準備が重要となります。RGFプロフェッショナルリクルートメントジャパンでは、今まで数多くのゲーム人材の転職をお手伝いしてきた実績がございます。ポートフォリオの作り方や面接対策など、詳しく知りたい場合は、お気軽にご相談ください。
グローバル企業で働くことは、グローバルに働きたい人や語学力を生かして働きたい人だけでなく、自分の可能性やワークライフバランスを求める多くの方にとって、多くのメリットがあります。
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