「スキトラ」という言葉をご存じですか?外資系企業で日常的に使われる用語には、日系企業では聞きなれない言葉が存在します。わからないままにしておくと、外資系企業の面接の際や、転職してから戸惑ってしまうかもしれません。
今回は、スキトラの意味や使い方をご紹介します。
スキトラとはスキルトランスファーの略
スキトラとは、スキルトランスファー(skill transfer)を略した言葉で、業務の引き継ぎなどの際に使われます。skill transferは英語圏でも使う言葉ですが、業務引き継ぎの意で利用するのは「hand over」です。スキトラは日本独自の用語で、特に外資系企業でよく使われています。
業務引継ぎや技術や知識を教えるとき
スキトラは、技能や技術を表すskillをtransfer(移す、動かす、移動させる)することで、企業内で業務を引き継ぐときや、技術や知識を教えるときに使います。skillには訓練して身につけた技能の意味がありますが、スキトラは知識を伝えるときにも使われることに注意しましょう。上司や先輩からに限らず、対等な立場で教えるときや、引き継ぎほどでないちょっとしたことを教えるときにも、スキトラは使われます。
スキトラでなくナレトラが使われることも
企業によっては、スキトラでなく「ナレトラ」が使われる場合があります。ナレトラとは、ナレッジトランスファー(knowledge transfer)の略で、スキトラとほぼ同じ意味と考えて良いでしょう。
knowledgeは直訳すると知識・経験ですが、ビジネスの場では単なる知識ではなく、企業内で体系的に蓄積された知識・情報・事例などのことを指しています。
スキトラの使用例
スキトラは、以下のような使われ方をします。外資系企業で働き始めたときに戸惑わないよう、覚えておきましょう。
<スキトラの例文>
・来月の部署異動に伴うスキトラの計画書を作っておいてください。
・先週入社のメンバーにはOJTでスキトラします。
・プロジェクト内のスキトラの手順をドキュメント化していきましょう。
スキトラとは業務に必要な技術や技能を伝えること
スキトラは、業務上で必要な知識や技術を引き継ぐという意味があります。単なる技術を引き継ぐばかりではなく、業務を行う上で経験して身につけた、形にならない情報などが含まれる場合もあります。
スキトラの意味を理解し、外資系企業で働く際のスキルアップにつなげていきましょう。
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